着ることは生きること ~私服の制服化~

さて、前の投稿で書かせていただいた

リラリラスクールの 私服の制服化イベントで

私の内面で起こっていたことを

今回は、書かせていただこうと思います。

開催場所と私の実家が近所

ということもあり

私は

実家に車をとめさせてもらうことにしました。

 

車を止めて

いつもなら目的地にすぐに向かうのですが、

今日は、なんだか

実家の車庫に置きっぱなしの

もう使わないスノーボードに目がいきました。

これ、リサイクルショップに引き取ってもらえるかなあ

 

そう思いながら

近づいていくと、

 

左に視線を感じました。

熊のぬいぐるみがありました。

両足がもげてしまって

手と胴体とお顔だけになった熊のぬいぐるみがありました。

 

20年近く前のいただきもののぬいぐるみです。

 

すんごくかわいい顔をして座ってました。

 

そのかわいいお顔と目が合い

 

ありがとうさようなら

の時がきた

 

そう思った私は、

その子も連れてリラカフェへと向かいました。

ぬいぐるみってどうやって手放したらいいのか

ちょっと不安だったから

お片づけのプロであるリラリラに聞いてみようと思ったんです。

 

リラカフェに向かう途中で

産土神社にご挨拶にうかがいました。

なぜかわかりませんが、

境内のまわりを囲む木の上から雪が舞い落ちてきて

私、雪まみれになってしまいました。

 

この日の私服の制服化イベントの内容は、

前の記事→リンク先はこちら☆

に書かせていただいていますので

よかったらこちらをご覧ください。

 

今回の出来事は

帰り道の車の中のことなんです。

 

 

「着ることは生きること」

 

 

急に

こんな言葉を思い出しました。

 

野田秀樹という劇作家の『キル』という芝居の中のセリフです。

大学時代にお芝居をやっていた私が

やりたかったけれど

人が集まらない

タイミングが合わない

そんな理由でやれなかったお芝居です。

そんな理由でやることをあきらめたお芝居の中のセリフです。

 

 

自分、を、生きるためにまとう服

自分、と、生きるためにまとう服

 

まわりの方のお役に立つために生きる

と、思った時にまとう服

 

そうしたときに

何もまとわない自分

どういうからだで生きていくのか

って思ったら

 

食べるもの

行くところ

会う人

すべて決まってくる。

 

そう思いました。

 

 

私は、本が好きです。

けれど、

本そのものではなく

いろんな執着をもって集めてしまった本もあり、

その執着を手放すのと同時に

かなりの本も手放してきました。

 

 

手放してはきた

そうしてはきたけれど、

手放せないで手元に残っている本もあります。

その中のひとつが『キル』が収録されている戯曲集です。

 

最近開くこともないのだけれど

心残りで

ずっと本棚にあって

手放せなかったのがその戯曲集です。

 

けれど、

その戯曲の中の言葉が

私の中によみがえりました。

 

大好きな戯曲を

お芝居という形では表現できなかったけれど

こうして

言葉として私の中に残っていて

私が行動をしていくことで

その言葉が

体験を通して意味を持っていく

生きた言葉になった

 

もう手放せる

そう思って戯曲集を手に取りました。

 

 

ここからオチです。

(オチって先に言っちゃったよ!!)

 

なんと

開いてみてびっくり

後生大事にとっていたその戯曲集には

その戯曲『キル』は入っていなかった!!!のです(笑)

 

『キル』が入っている初版で手に入れたその戯曲集は

人に貸したまま戻ってきてはいないのだということを

その時に思い出したのでした。

チャンチャン

 

 

冒頭に書いたぬいぐるみは

そんな思いを抱いていた頃に付き合っていた方からのプレゼント

だったな~

なんてことも思い出し

 

甘酸っぱくもほろ苦い思い出や

いろいろな苦しい思い出を思い出し

私は

もう

そこには戻らないし

そこを乗り越えてきたのだな

と再確認をさせていただきました。

 

人とのかかわりって

付き合う→わかれる

それで終わりではないのですよね。

 

その関係性の中で

今だからこそ手放せるものがあり

今だからこそ得るものがあり

 

手放せない

から

私はダメ

ということもなく

最善のタイミングで

その時はやってくるのだ

ということを

改めて感じました。

 

 

 

本日も読んでくださりありがとうございました。

 

 

 

 

 

記事の途中の泥のおだんごの写真は、小林あづささんの作品です。

なにもまとっていない状態の泥だんご

ここに漆喰に色をつけたものを重ねて磨いて、ピッカピカにしていくんです。

詳しくは、小林さんのHPをご覧ください。→こちら☆

 

わが家には、私がつるつるピカピカにみがいた泥だんごがあります。

けど、

この何もまとわない素朴な泥のだんごを見たときに、

心がつかまれてしまったのです。